ハピネスコレクションのサイト運営事務局スタッフが送る「知ってお得な iPhone 情報」こんにちはハヤ氏です。

2021年10月27日、ABEMAを展開する株式会社サイバーエージェントの決算報告が発表されましたね。

最新だと、「新規投資家向け資料」が11月25日に発表されています。

先行投資により始まったABEMA事業は毎年赤字が続いていますが、現在はどのような状況なのでしょうか?

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田崎
藤田晋社長は開局当初、ABEMA事業は10年スパンで黒字転換させると言っていましたね。
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鈴木
2016年開局なので、あと5年でどうなるのか注目されているんです。

本記事では、サイバーエージェント最新の決算報告におけるABEMAの現状と今後を考察します。

ABEMAについての決算報告

損益逆転への道筋が見えた?

サイバーエージェーント決算報告の冒頭では、メディア事業が赤字改善へ向かい始めたとの藤田社長の発言がありました。

メディア事業全体で赤字が31億円改善

メディア事業としては前年度から赤字が31億円改善し、現在マイナス151億円となっています。

これはABEMA開局以降最も低い赤字金額です。

藤田社長の冒頭の言葉はこの結果が根拠になっているようですね。

   引用元:株式会社サイバーエージェーント2021年決算報告資料

WINTICKETなど周辺事業が好調

収益の内訳を見ると、競輪のネット投票サービスWINTICKET(ウィンチケット)の伸びが著しいことが分かります。

特定のジャンルに特化したチャンネルを持つABEMAの強みが出ていますね。

地上波で24時間公営競技の中継は不可能ですし、スマホで視聴しながら気軽に投票できるのは現代ならではのサービスといえます。

   引用元:株式会社サイバーエージェーント2021年決算報告資料

ABEMAの競輪・オートレースチャンネルは業界で有名な人物をMCやゲストとして据え、予測やトーク、競輪選手のインタビュー動画も放送されています。

ギャンブルの王様と呼ばれる競輪への新規参入者へアプローチし、初心者が投票にチャレンジしたくなるような仕掛けになっています。

また、WINTICKETは独自の無料アプリが存在しており、ブラウザよりもサクサク動作するように設計されていますね。

WINTICKET単体では24時間全国のレースの実況生中継を視聴でき、ABEMAよりも玄人向けのコンテンツになっています。

▼こちらからWINTICETアプリを無料ダウンロードできます。

▼関連記事|ABEMAを無料で視聴する方法を知りたい方はこちらをご覧ください。

決算報告資料を閲覧する方法

一般向け資料

サイバーエージェーントの決算報告は四半期ごとに更新されています。

一般向け資料はYouTubeに投稿されている決算報告会動画を含め、「株式会社サイバーエージェーント決算発表(外部リンク)」から閲覧できます。

右上のワイプに藤田社長の姿を見ることが出来ます

新規投資家向け資料

一般向け資料に加えて、他企業との提携戦略等の資料も追加された新規投資家向け資料は「株式会社サイバーエージェーント新規投資家向け資料(外部リンク)」から閲覧できます。

▼こちらからABEMAアプリを無料でダウンロードできます。

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ABEMAの黒字化への戦略

視聴ターゲット層を拡大

ターゲット年齢層を団塊ジュニア世代へ拡大

ABEMA独自制作番組で特に人気なのは恋愛リアリティーショーです。

開局当初のABEMAのターゲット層は若年層だったので、当時は美男美女高校生たちの恋愛リアリティーショーが目立ちました。

ところが本年度は視聴ターゲットを拡大し始め、離婚経験者や年下男子を題材にしたコンテンツが増えてきました。

日本の人口で2番目に多い団塊ジュニア世代へのアプローチが開始されたわけですね。

   引用元:ABEMA

大リーグMLB生中継を開始し、スポーツファンへアプローチ

大谷選手への関心が高まる中、ABEMAは7月からMLB全試合生中継を開始しました。

これらが上手く作用し、ABEMAユーザーの拡大に成功し続けているということですね。

本年度のアプリダウンロード数や週間視聴数の伸びも好調です。

    引用元:株式会社サイバーエージェーント2021年決算報告資料

周辺事業への更なる投資

競輪インターネット投票市場におけるWINTICKETのシェアが全体の4分の1まで急拡大したようで、分かりやすい円グラフが資料に掲載されています。

たった1年で倍以上のシェア拡大はすごいですよね!

公営ギャンブルとインターネットテレビの相性が良いことが明確になったので、今後はさらに成長させていきたいところでしょう。

    引用元:株式会社サイバーエージェーント2021年決算報告資料

黒字転換への課題

有料ABEMAプレミアムの会員数伸び悩み

ABEMAアプリのダウンロード数や視聴数は拡大し続けていますが、有料会員数が伸び悩んでいます。

発表時で未だ100万人に満たないということは、ユーザー全体の約1.2%程度ということになります。

つまり、「有料会員になるメリットがない」と考えるユーザーがほとんどを占めているわけです。

SNSでも、他のオンデマンドサービスの方が有料会員になるメリットが大きいからABEMAも頑張ってほしい旨のコメントが見られます。

ABEMAコインに手間がかかる

ABEMAプレミアムのコンテンツを視聴するには、別途ABEMAコインを購入する必要があります。

ABEMAコインとは

・ABEMA専用の電子マネーみたいなもので、事前購入が必要
・コインと購入額は比例せず、たくさんまとめ買いするほどお得
・コイン入手はスマホなら別途アプリが必要で、ブラウザならクレジット決済のみ
・端末によりコインの有効期限があったりなかったりする

より詳しい説明が必要な場合は公式ヘルプ(外部リンク)をご覧ください。

欠点は何よりコンテンツ獲得までの手間の多さですね。

デバイスによってコイン有効期限の有無があるなどの不公平さも、ユーザー側からすると疑問に感じる点です。

まとめ

今回はサイバーエージェーント決算報告からABEMAに関しての成果と今後の展開を考察しました。

ポイントはおおまかに以下の4点ですね。

  • 開局以来、事業の赤字が最も圧縮された→赤黒逆転への道筋が見えた!?
  • 特に好調なのは競輪のネット投票サービスWINTICKET
  • 視聴ターゲット層の拡大へ舵取り→ユーザー数最多を更新中
  • 月額課金コンテンツや専用コインシステムには課題が多い

ABEMAは今後もインターネットとテレビの強みを生かしたメディアづくりを進めていくと思われます。

どのような方向性を示し、成果が生まれていくのか楽しみですね。