ハピネスコレクションのサイト運営事務局スタッフが送る「知ってお得な iPhone 情報」こんにちはハヤ氏です。
iPhoneでよくお世話になる機能のひとつがインターネットへの接続。
ちょっとした調べもの、SNSの利用、各種アプリのインストールなとなど、iPhoneを持っていてインターネットを利用しない人はいないんじゃないでしょうか。
すごく便利なインターネットですが、忘れてはならないウイルスサイトの存在。
ネットを活用する以上、正しい知識を身に着けておかなければいつウイルスサイトの被害に遭うか分かりません。
そこで今回は、ウイルスサイトを避けるための基礎知識をお話します。

そもそもウイルスサイトってなに?

気づいていないだけ? 身近に潜むウイルスの影
インターネットを利用する理由は様々ありますが、どのような用途だろうとネットに接続する必要があります。
その際、意図しない画面が現れたり、まったく関係のないサイトに飛ばされたことがありませんか?
無視したりブラウザバックする人がほとんどだと思いますが、実はこれがウイルスサイトへの入り口だったりするのです。
怪しい警告文、ウイルスサイトへの入り口
以前、私がiPhoneで調べものをしていた時の話です。
インターネットでとあるサイトを訪れたとき、いきなりiPhoneが震えだしました。
そして、画面いっぱいに映し出される『あなたのiPhoneに深刻な問題が起きています!』という大きな文字。
見るからに怪しいと感じた私は、ブラウザバックしようとしたのですが操作ミスで『OK』をタップしてしまいました。
すると、iPhoneにはたくさんの赤い文字が表示されたのです。
とにかく何とかしなければ! と慌てた私はiPhoneの電源を切り、再起動させました。再起動後、iPhoneを調べてみるとどこにも異常はなく、それまで通り使用することができました。
怪しい警告文が出てきたら一旦落ち着いて、決して先に進まないようにしましょう。
どのような警告文が出てくるか紹介している動画があったので、こちらを参考にしてみてください。
【怪しい警告文の例】
- 「警告!」と不安をあおってくる
- 「●●パーセント」など根拠の不明な数字が表示されている
- 日本語がおかしい
- カウントダウンが始まる
(カウントが0秒になっても特になにもない)
など
管理者の利益が優先されているサイト
露骨にウイルスをばら撒くサイトもあればそうでないサイトもあります。
サイトの評価は、訪問者の滞在時間やサイトを訪れた人数などが反映されています。
そこで悪質な管理者は、サイト内で嘘の看板を掲げたり不要なリンクを設置し、訪問者を惑わせ無駄にサイト内に留めようとします。
分かりやすい被害を受けているわけではありませんが、少しでも「おやっ?」と思ったら遠回りになっても別のサイトに移動した方がいいかもしれません。
訪問者に悪意のある攻撃を仕掛けてくるサイト
油断していると騙される詐欺系サイト
インターネットの普及とともにそれに伴う犯罪も増えてきました。

サイトの訪問者からあの手この手で個人情報を引き出したり、違法な契約を結ばせようとしてきます。インターネット上では誰が見ているか分からないので、不要な情報の開示は控えるようにしましょう。
- フィッシング詐欺…実在の金融機関を装って、口座番号や暗証番号を引き出し財産を搾取する
- ワンクリック詐欺…電子メールなどでサイトに誘導し、不安をあおる言葉で金銭を振り込ませる
あらゆる手段でウイルスを散布するサイト
インターネットはとても便利ですが、そこに目を付けてウイルスをばら撒こうとする人がすくなからず存在します。名称を偽ってアプリをインストールさせる、ウイルスに感染させるためのサイトを用意するなど、その手段は様々です。
中には、実在している本物のサイトを改ざんしてウイルスを散布するなんて手の込んだ方法もあるくらいです。
インターネットを楽しむためには徹底した危機管理が必要になってきます。
iPhoneとウイルスサイトとの相性は?

iPhoneはウイルスに強いの?
インターネットに接続できる媒体はたくさんありますが、その中でもiPhoneは比較的安全だと言われていました。

iPhoneに効くウイルスを作るのは難しい
iPhoneを動かすためのOS『iOS』は細かい情報が公開されていません。
詳細が分からなければウイルスの作りようがないので、『iOS』に効くウイルスを作るのは難しいと言われていました。
また、iPhoneは『サンドボックス』というOSとアプリが別の領域で働く仕込みになっているので、万が一ウイルスが入り込んだとしても全体に被害が及びにくくなっているのです。
さらに、iPhoneのアプリをインストールするための『App Store』はとても審査が厳しいことで有名です。ウイルスを含む怪しいアプリは、『App Store』というフィルターで事前に選別されていました。
以上の理由で、iPhoneは長年ウイルスに対して強いと言われてきました。
油断は禁物。ウイルスサイトも進化している
しかし近年、iPhoneがウイルスに感染したという被害報告があるのも事実です。
正しく使用していたにもかかわらず感染してしまったというものもあれば、感染した機器への接続、非正規なアプリのインストール、怪しいサイトの閲覧など、使用者の不注意が原因なものもチラホラあります。
いくら『iOS』が優秀でも決して油断はしないでください。

ウイルスに感染したらどんなことが起こる?

iPhoneの性能が落ちる
ウイルスが働くことによってアプリが開きにくくなったり、メールの送受信が遅くなったりする可能性があります。
また、ウイルスも他のアプリやデータと同じように容量があるので、単純にiPhoneの容量を圧迫し、基本的な性能を低下させることもあり得ます。
アプリが勝手に起動
iPhoneがウイルスに感染していると意図せずアプリが起動していることがあります。
有名な症状としては、カメラアプリがいつの間にか起動していたというもの。カメラが勝手に撮影を行うことで、所有者の大切な情報が流出していたのです。
他にも、見覚えのない相手とメールのやり取りを行われていて個人情報が盗まれたなどの報告があります。
ウイルスに感染することにより、とても優秀なiPhoneの機能がすべて所有者の損害につながる可能性があるのです。
iPhoneの修繕が必要になる
様々な症状を引き起こすウイルスですが、単純にiPhoneのプログラムへダメージを与えることがあります。
動作が重くなる、アプリが正常に機能しなくなる、などの症状をはじめ、ひどいものになるとiPhoneの電源が入らなくなる、なんてことも。
こうなると個人ではどうにもできないので、専門店での修繕が必要です。
下記に、感染したときの症状を分かりやすくまとめてくれた動画を紹介しておきます。
ウイルスがiPhoneに与える損害は多岐に渡るので、絶対にウイルスへ対する警戒は必要です。
【ウイルス感染のサイン例】
- バッテリーの消耗が早くなった
- 通話中にノイズが聴こえるようになった
- 覚えのない発信履歴がある
など
iPhoneをウイルスから守るために必要なこと

不用意なインストールはしない
iPhoneが『App Store』以外のサイトでインストールを行うことを一般に『脱獄』と言いますが、『脱獄』は絶対にやめましょう。
『脱獄』を行うだけでウイルス感染のリスクが高くなります。
既に述べてある通り、appleの公式サイト『App Store』の審査はとても厳しいで、アプリをインストールするのは『App Store』だけにしましょう。
感染した媒体に接続しない
いくらウイルスサイトに気を付けていても感染したパソコンなどに接続しては意味がありません。
何らかの事情でiPhoneをほかの媒体に接続するときは、絶対に安全だと確認してから接続するようにしましょう。
接続の方法にも気を付けよう
昨今は様々な場所で利用できとても便利なフリーWi-Fiですが、中にはどのような経緯で飛ばされているか分からない正体不明なWi-Fiも存在します。
誰でも利用できるということは、そこにウイルスが仕込まれている可能性があるのです。
確実に安全だと分かるなら別ですが、経緯の分からないWi-Fiなら利用しないほうがいいかもしれません。
覚えのないメッセージには注意する
インターネットを有効に活用していると様々なメールやメッセージが届くと思いますが、その中に覚えのない相手からの連絡が混じっていることはありませんか。
そういう時は要注意。
もし、文面にURLが乗せられていても決して開かないようにしましょう。そのURLがウイルスサイトへの入り口かもしれません。
iOSを最新に
iPhoneのOS『iOS』は新しいものだと自動的にアップデートされるはずですが、バージョンが古いものだと手動で更新する必要があります。
『iOS』はバージョンが新しければ新しいほどウイルスへの対策が施されているので、常に最新のバージョンにアップデートしておきましょう。
『iOS』のアップデートは以下の通りです。
- 設定を選択
- 一般を選択
- ソフトウェア・アップデートを選択
- ダウンロードしてインストールを選択

1・設定を選択

2・一般を選択

3・ソフト・ウェアアップデートを選択

4・ダウンロートとインストールを選択
ウイルスセキュリティソフトを利用する
今まで紹介した方法と比べ、セキュリティソフトは積極的なウイルスに対する行動です。感染の診断、バックアップの作成など様々な効果が期待できます。
ハピコレにはセキュリティソフトに関する記事もありますので、興味のある方はこちらも参考にしてみてください。
まとめ
- iOSを最新に不用意なインストールはしない
- 感染した媒体に接続しない
- 接続の方法にも気を付けよう
- 覚えのないメッセージには注意する
- iOSを最新に
- ウイルスセキュリティソフトを利用する
以上がウイルスサイトの被害に遭わないための基礎知識です。
もはや、インターネット我々の生活になくてはならないもの、今回の記事を参考にして有意義なインターネットライフを楽しんでいただければ幸いです。
長々とお付き合いしていただき、ありがとうございました。